KIS マニュアル  #02

目次

KIS カラオケ機能の操作

 KISカラオケ機能の操作方法について説明します。

 

図1 予約登録画面

 KISでは、この画面で予約登録を行います。ファイルダイアログやエクスプローラから曲を選ぶ時代は終わりました。 この画面を使いこなすことで、あなたは即座に曲を予約できるでしょう。また、KISでは予約登録画面はカラオケ再生中でも、画面に表示させることができます。(ただし歌詞表示が優先されます)

この画面の共通の操作

  クリック...   より深い階層を見る。決定。
  右クリック... キャンセル。戻る。ウィンドウを閉じる

図1の番号解説

@
 検索用フィルタ。

 ここに入力した文字は、検索に用いられ、即座に検索結果がリストに表示されます。タイトルと歌手名で部分一致したもので絞り込まれます。
 Backspaceキーを押すと、全ての入力を消去します。
 

A
 ソート順序。

 □... 発見順に並べます。
 曲... 曲名順に並べます。
 人... 歌手名順に並べます。
 ラ... ランダムに並べます。

 ジ... ジャンルで階層表示されます。
 タ... タグで階層表示されます。

 

B
 リスト表示。

 登録されている楽曲リストをAで並べたものを表示します。@が指定されていれば、その文字で検索した結果を示します。

 二段表示で示され、上にタイトル、下に歌手が示されます。これをクリックすると、Eにカーソルが動き、登録できるようになります。
 

C
 前のリストが存在するときは表示され、前の4つを表示します。
 
D
 次のリストが存在するときは表示され、次の4つを表示します。
 
E
 曲が選択されていると、この場所に、「登録」のボタンが出現します。このボタンをクリックすると、曲が登録されます。

 曲が登録されたら、このウィンドウを、右クリックで消すことを忘れないでください。

 


上級者向けの説明:

 子機(他の予約端末)が存在するときは、この画面を使わずに登録できます。

 

 

 

図2 カラオケ画面

 カラオケ画面です。一見とすると、普通のカラオケ画面ですが、画面の周囲にいろいろとあるのがわかると思います。ここでは、それらの解説と、キーボードによる操作について説明を行います。

図2の番号解説

@
 画面更新回数と現在時間。

 現在の画面更新回数(fps)と、現在時間及び、再生中の曲の全体時間が表示されます。
 

A
 操作タブ

 カラオケ中に、情報を表示したり、予約を登録する際に使用します。マウスで選択してクリックすると、それぞれの画面が表示されます。

 曲名表示 (青色)
   現在再生中の曲情報を表示します。

 演奏中止 (赤色)
   再生中のカラオケを中止します。

 予約確認 (黄色)
   現在予約されている曲を表示します。

 予約登録 (緑色)
   前述の予約登録画面を表示します。

 表示した画面を消すのは、右クリックを押します。
 

B
 歌詞。

 カラオケの歌詞です。
 フォントが違ったり、傾いたりしてますが、これは「設定」で変更できます。
 

C
 ワイプフェッチ。

 歌詞が塗られる直前に、塗られる部分です。歌いだしがわかりづらい部分は、これに注意すれば、出だしを間違いません。
 

D
 レベルメーター

 音のボリュームを表示しています。
 

E
 下部ファンクションメニュー

 ファンクションキー( F1〜F12 キー )に、どの機能が割り当てられているかを表示しています。機能については後述します。ここをクリックしても機能は呼び出せません。
 

 

キー操作について

  一見すると多いですが、覚えなければならないキーはそう多くはありません。
ファンクションキーは、図2 - E の下部ファンクションメニューを見ながらで良いです。

Alt + Enter
 最大化。

 メニューの、[システム]-[フルスクリーン] でも可能。
 

Esc
 再生一時停止 (店員が来た)

 楽曲を再生時、再生を中断し、画面を真っ暗にします。
 

F1
 歌声除去  (VErase)

 歌声の除去を試みます。
 下記の「歌声除去」の項目を参照。
 

F2
 歌声除去率を下げる (VEP-)

 歌声除去(RawSub)の除去率を下げます。
 下記の「歌声除去」の項目を参照。
 

F3
 歌声除去率を上げる (VEP+)

 歌声除去(RawSub)の除去率を上げます。
 下記の「歌声除去」の項目を参照。
 

F4
 ピッチ変更 (HzFixer)

 ピッチの変更を試みます。
 下記の「ピッチ変更」の項目を参照。
 

F5
  ピッチを1/4音上げる (HF-)

 ピッチを少し上げます。音が高くなります。
 下記の「ピッチ変更」の項目を参照。
 

F6
 ピッチを1/4音下げる (HF+)

 ピッチを少し下げます。音が低くなります。
 下記の「ピッチ変更」の項目を参照。
 


F7
 

 5秒巻き戻す (巻戻)

 しかし、ニコニココメントや背景の一種は戻らない場合があります。
 
F8  
 速度を通常に戻す (通速)

 F9により早くした速度を戻します。曲や環境によっては、しばらく無音が続くことがあります。
 

F9
 速度を50%上げる (加速)

 一度押すごとに、50%再生速度を上げます。曲や環境によっては、一定よりあがらないことがあります。
 

F10
 Windowsのメニューを選択します。

 (機能は割り当てられていません)
 
F11
 画面を暗くする (画面暗)

 背景を少しだけ暗くします。真っ暗になったあとに押すと、明るくなります。歌詞とメニューは暗くなりません。
 

F12
 画面を黒くする (画面黒)

 F11のスイッチ版です。F11は徐々に暗くなりますが、F12は一瞬で真っ黒と明るいのを繰り返します。
 

上級者向けの説明:

 最大化を除く全ての処理は、KIS Station(子機)のリモコンから行えます。

 

 

リアルタイム音声加工  ( 上級者向き )

歌声除去

 KISには、リアルタイムで歌声を除去してみる機能が存在します。これにより、歌声邪魔だなぁ、という場合にはボタン一つで、歌声を消すことができます。現在は、まだ、その品質は悪く、満足できるものではないかもしれません。

 次の図は、歌声除去のそれぞれのモードの画面右下のスクリーンショットをとったものです。3つの右下のスクリーンショットをずらして図示してあります。

図3 歌声除去

 これは次のようなことが書かれています。

  • 何も書かれていない

  • VoiceEraser... RawSub-Mode(MONORAL) (D:80)

  • VoiceEraser... FreqSub-Mode(SEMI STEREO)

 KISを起動した直後は、何もかかれていない状態です。ここで、F1キーを一回押すと、VoiceEraser...RawSub-Modeと表示されます。次にF1キーを押すと、VoiceEraser...FreqSub-Modeと表示されます。さらにF1キーを押すと、最初の状態に戻ります。つまり、歌声除去には2つのモードが存在していることが分かると思います。

 RawSub-Modeでは、除去率を設定できます。初期状態では80%の除去率で除去しています。除去率を下げる(F2)と歌声が戻り、除去率を上げる(F3)と歌声が完全に消えます。
 しかし、これは机上の空論であり、実際には他の多数の音が消失しています。歌ごとに上手に除去率を調節してみてください。

 FreqSub-Modeは、周波数的に声のある部分のみ除去してみます。除去率は指定できません。RawSubでは消えてしまう音が残ることがあります。が、雑音的になることも多いです。

 

 

 

ピッチ変更

 KISには、リアルタイムでピッチ(音の高さ)を変更してみる機能が存在します。これにより、高音無理すぎる、という場合にはボタン一つで、歌いやすくすることができます。現在は、まだ、その品質は悪く、満足できるものではないかもしれません。

図4 ピッチ変更

 これは次のようなことが書かれています。

  • 何も書かれていない

  • HzFixer... SimpleFreqChange Mode (♭/2:0)

  • HzFixer... SpectralEnvelope Mode (♭/2:0)

 KISを起動した直後は、何もかかれていない状態です。ここで、F4キーを一回押すと、HzFixer...SimpleFreqChange Modeと表示されます。次にF4キーを押すと、HzFixer...SpectralEnvelope Modeと表示されます。さらにF4キーを押すと、最初の状態に戻ります。つまり、ピッチ変更にも2つのモードが存在していることが分かると思います。

 そして、この状態では、まだピッチ変更は行われていません。
ピッチ変更を行うためには、♭/2:0 の部分の、:0 を変えなければなりません。これは、F5キーとF6キーを用います。キーを一回押すと変わる効果は、1/4音なので、音楽理論的には偶数を指定しなければならないかもしれません。

 

 

 

開発者向けの説明:

 このあたりの処理は、かなり弱いです。
精度が悪すぎると嘆く前に、どうか精度を上げてみてください。

 

 

 

 

 

<< 戻る           進む >>
初めに戻る

 

 

Developed using Alicesoft System4.0

Copyright (C) 2007 Akt. All Rights Reserved.